どきどきする
はじめに:その「どきどき」、ひとりで悩んでいませんか?
運動後や緊張する場面で心臓がドキドキするのは自然な反応です。しかし、特にきっかけがないのに急にドキドキしたり、動悸が頻繁に起こる場合、不安を感じる方もいるかもしれません。「またドキドキしてきた…」と不安を感じてしまう方もいるかもしれません。日常生活に支障をきたすほどのドキドキは、我慢せずに専門家に相談することが大切です。
たての心療クリニックでは、皆様の「どきどきする」という症状の根本原因を探り、適切なサポートを提供いたします。我慢せずに、お気軽にご相談ください。
なぜ?「どきどきする」原因と背景にある疾患
胸のドキドキ(動悸)の原因は人それぞれですが、大きく分けて心因性、身体因性、環境因性の3つに分類できます。また、背景に病気が潜んでいる場合もあります。
「どきどきする」主な原因
- 心因性の原因:ストレス、不安、緊張、パニック、過去のトラウマなど、心理的な要因が動悸の原因となることがあります。
- 身体因性の原因:不整脈などの心臓の病気、甲状腺機能亢進症などの内分泌系の病気、貧血、発熱、カフェインの過剰摂取、睡眠不足、過労などが動悸の原因となることがあります。
- 環境因性の原因:大きな音、急な気温の変化、騒がしい環境など、環境の変化が動悸を引き起こすことがあります。
「どきどきする」背景にある可能性のある疾患
動悸の原因は様々ですが、背景に以下のような疾患が隠れている可能性もあります。自己判断せずに、気になる症状があれば当クリニックにご相談ください。
- 不安障害(パニック障害、全般性不安障害、社交不安障害など):突然の激しい動悸、呼吸困難、めまい、発汗などのパニック発作を繰り返したり、過剰な心配や不安が持続し、動悸、胸の圧迫感、息苦しさなどを伴ったりすることがあります。
- 適応障害:ストレス要因に対して過剰な反応を示し、動悸、不眠、気分の落ち込みなどの症状が現れます。
- うつ病:気分の落ち込みや意欲の低下に加え、不安や焦燥感から動悸を感じることがあります。
- 双極性障害(躁うつ病):気分の波が激しい病気で、躁状態では動悸や興奮などがみられることがあります。
- 自律神経失調症:自律神経のバランスが崩れることで、動悸、めまい、発汗など様々な症状が現れます。
- PTSD(心的外傷後ストレス障害):過去のトラウマ体験がフラッシュバックすることで、動悸や不安などの症状が現れることがあります。
- PMS・PMDD:月経前にホルモンバランスが変動することで、動悸や気分の落ち込みなどが現れることがあります。
- 更年期障害:ホルモンバランスの変化に伴い、動悸、ほてり、発汗などの症状が現れることがあります。
- 不整脈(心房細動、期外収縮など):心臓のリズムが乱れる病気で、動悸、脈の乱れ、胸の不快感などが現れます。
- 甲状腺機能亢進症/低下症:ホルモンバランスの乱れにより、動悸や不安、落ち着きのなさなどの精神症状が現れることがあります。
「どきどきする」の治療法:専門家と一緒に解決策を探しましょう
たての心療クリニックでは、患者様一人ひとりの状況を丁寧に伺い、以下の様な治療法を組み合わせて、最適な治療をご提案いたします。
- 精神療法:患者様の状況を詳しくお伺いし、動悸の原因や背景にある問題を明確にします。感情の整理や問題解決のための方法を一緒に考えていきます。
- 薬物療法:必要に応じて、症状を緩和する薬を処方いたします。抗不安薬、抗うつ薬、漢方薬など、患者様の症状に合わせて適切な薬を選びます。必要に応じて、心臓の病気が疑われる場合は、適切な医療機関へのご紹介も行います。
- カウンセリング・認知行動療法:不安や緊張からくる動悸に対して、考え方や行動パターンを見直すことで、症状をコントロールする方法を学びます。当クリニックでは、経験豊富な公認心理師がご希望に応じ対応いたします。
- 生活習慣の見直し:十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動、カフェインやアルコールの摂取を控えるなど、生活習慣を見直すことで、心身のバランスを整え、動悸を軽減することができます。具体的なアドバイスも行います。
- 自律訓練法やリラクゼーション法などのご提案:必要に応じて、心身のリラックスを促し、動悸を抑えるための方法を指導いたします。
まとめ:一人で抱え込まず、まずはご相談ください
胸のドキドキ、動悸は誰にでも起こりうる症状ですが、頻繁に起こる場合や日常生活に支障をきたす場合は、我慢せずに専門家に相談することが大切です。
たての心療クリニックでは、患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧な診察と適切な治療を提供いたします。富山市上飯野のクリニックが集まるエリアに位置しており、地域の皆様の心の健康をサポートしています。年齢や性別に関わらず、お気軽にご相談ください。