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お酒がやめられない

はじめに:そのお酒、ひとりで悩んでいませんか?

仕事終わりや友人との集まりでのお酒は楽しいものですが、「最近、お酒の量が増えた」「飲まないと落ち着かない」と感じることはありませんか?「また飲んでしまった…」と自己嫌悪に陥ってしまう方もいるかもしれません。「お酒がやめられない」状態は、単なる意志の弱さではなく、病気である可能性もあります。
たての心療クリニックでは、皆様の「お酒がやめられない」というお悩みの根本原因を探り、適切なサポートを提供いたします。我慢せずに、お気軽にご相談ください。

なぜ?お酒がやめられない原因と背景にある疾患

お酒がやめられない原因は人それぞれですが、大きく分けて精神依存、身体依存、環境要因の3つに分類できます。また、背景に病気が潜んでいる場合もあります。

お酒がやめられない主な原因

  • 精神依存:ストレス、不安、寂しさ、過去のトラウマなどを紛らわせるために飲酒することで、精神的に依存してしまう状態です。お酒を飲むことで一時的に嫌なことを忘れられるため、飲酒行動が強化されていきます。
  • 身体依存:長期的な飲酒により、身体がアルコールに慣れてしまい、アルコールが体内から抜けると不快な症状(離脱症状)が現れる状態です。離脱症状を避けるために飲酒を繰り返すようになります。
  • 環境要因:周囲の飲酒を推奨する環境、仕事上の付き合い、ストレスの多い環境なども、飲酒を助長する要因となります。

お酒がやめられない背景にある可能性のある疾患

お酒がやめられない背景には、以下のような疾患が隠れている可能性もあります。自己判断せずに、気になる症状があれば当クリニックにご相談ください。

  • アルコール依存症:アルコールを渇望し、飲酒のコントロールができなくなる病気です。離脱症状(手の震え、発汗、不安、不眠、幻覚など)が現れることもあります。
  • うつ病:気分の落ち込みや意欲の低下に加え、飲酒によって一時的に気分を高めようとする場合があります。飲酒がうつ病を悪化させる悪循環に陥ることもあります。
  • 不安障害:不安や緊張を紛らわせるために飲酒することがあります。特に社交不安障害の方は、社交場面での不安を紛らわせるために飲酒することがあります。
  • 適応障害:ストレスへの対処として飲酒に依存してしまうことがあります。
  • 双極性障害(躁うつ病):気分が高揚する躁状態では、衝動的な飲酒行動が見られることがあります。
  • PTSD(心的外傷後ストレス障害):過去のトラウマによる苦痛を紛らわせるために飲酒に走ることがあります。

お酒がやめられない状態の治療法:専門家と一緒に解決策を探しましょう

たての心療クリニックでは、患者様一人ひとりの状況を丁寧に伺い、以下の様な治療法を組み合わせて、最適な治療をご提案いたします。

  • 精神療法:患者様の状況を詳しくお伺いし、飲酒の背景にある心理的な問題や依存のメカニズムを明確にします。飲酒以外のストレス対処法や問題解決のための方法を一緒に考えていきます。
  • 薬物療法:必要に応じて、断酒をサポートする薬や、離脱症状を緩和する薬、合併している精神疾患(うつ病、不安障害など)に対する薬を処方いたします。
  • カウンセリング・認知行動療法:飲酒に至る思考パターンや行動パターンを見直し、飲酒以外の建設的な行動を身につける方法を学びます。当クリニックでは、経験豊富な公認心理師がご希望に応じ対応いたします。
  • 生活習慣の見直し:規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動などを心がけることで、心身の健康を維持し、飲酒への欲求を軽減することができます。具体的なアドバイスも行います。
  • 自助グループ(AAなど)への参加支援:同じ悩みを抱える仲間との交流を通して、孤独感を解消し、回復への意欲を高めることができます。必要に応じてご紹介いたします。

まとめ:一人で抱え込まず、まずはご相談ください

「お酒がやめられない」という悩みは、決して恥ずかしいことではありません。早期の段階で専門家に相談することで、よりスムーズな回復が期待できます。
たての心療クリニックでは、患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧な診察と適切な治療を提供いたします。富山市上飯野のクリニックが集まるエリアに位置しており、地域の皆様の心の健康をサポートしています。年齢や性別に関わらず、お気軽にご相談ください。

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