自律神経失調症
「なんとなく体調が悪い」「病院で検査しても異常が見つからない」といった経験はありませんか?もしかしたら、それは「自律神経失調症」かもしれません。自律神経は、私たちの体の機能を自動的に調整する重要な役割を担っていますが、そのバランスが崩れることで様々な不調が現れることがあります。富山市上飯野にあるたての心療クリニックでは、原因不明の体調不良でお悩みの皆様に寄り添い、丁寧な診療を行っています。このページでは、自律神経失調症について分かりやすく解説します。
自律神経失調症とは?
自律神経失調症は、自律神経のバランスが崩れることで、心身に様々な症状が現れる状態です。自律神経は、内臓の働き、呼吸、体温、血圧などをコントロールしており、交感神経と副交感神経の2つから構成されています。交感神経は活動時や緊張時に優位になり、副交感神経は休息時やリラックス時に優位になります。これらのバランスが崩れると、様々な不調が現れます。
自律神経失調症は、特定の病気というよりも、様々な症状の総称です。そのため、症状は人によって異なり、複数の症状が同時に現れることもあります。富山県でも、仕事や家庭、人間関係などでストレスを抱える方が多く、自律神経のバランスを崩しやすい環境にあります。
症状
自律神経失調症の症状は多岐にわたり、個人差が大きいのが特徴です。主な症状としては、以下のものがあります。
身体症状
- 動悸、息切れ、胸の痛み
- めまい、立ちくらみ
- 頭痛、肩こり、首こり
- 便秘、下痢、吐き気、腹痛
- 手足の冷え、痺れ
- 多汗、ほてり
- 不眠
- 倦怠感、疲労感
精神症状
- 不安、イライラ
- 気分の落ち込み
- 集中力低下
- 情緒不安定
これらの症状は、日によって変化したり、時間帯によって強弱が現れたりすることがあります。
原因
自律神経失調症の原因は一つではなく、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。
身体的要因
- ホルモンバランスの乱れ:特に女性は、月経、妊娠、出産、更年期などでホルモンバランスが変化しやすく、自律神経のバランスも崩れやすくなります。
- 身体的な病気:まれに、内分泌系の疾患や神経系の疾患などが自律神経の乱れを引き起こすことがあります。そのため、原因を特定するために血液検査などが必要となる場合があります。
心理社会的要因
- ストレス:仕事、人間関係、家庭環境、育児、経済的な問題など、様々なストレスが自律神経のバランスを崩す要因となります。
- 不規則な生活:睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足なども自律神経のバランスに影響を与えます。
- 性格傾向:几帳面、完璧主義、ストレスをため込みやすい性格の人は、自律神経のバランスを崩しやすい傾向があると言われています。
治療法
自律神経失調症は、適切な治療と生活習慣の見直しによって改善が期待できます。たての心療クリニックでは、患者様一人ひとりの症状や状況に合わせて、最適な治療法をご提案します。
- 薬物療法: 症状に応じて、抗不安薬、睡眠薬、漢方薬などが用いられます。当クリニックでは、副作用にも配慮しながら、患者様に合ったお薬を処方いたします。
- 精神療法: カウンセリングなどを通して、ストレスへの対処法を学んだり、リラックス法(自律訓練法、呼吸法など)を習得したりします。認知行動療法なども有効です。当クリニックでは、経験豊富な公認心理師がご希望に応じ対応いたします。
- 生活習慣の改善: 十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけることが大切です。規則正しい生活を送ることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。
- 血液検査について: まれに、他の病気(甲状腺機能亢進症、更年期障害、低血糖など)との鑑別が必要な場合や、薬物療法を行う前に身体的な問題がないか確認する場合に血液検査を行うことがあります。血液検査では、甲状腺機能、血糖値などを調べることがあります。
まとめ – 富山市上飯野のたての心療クリニックへご相談ください
原因不明の体調不良でお悩みの方は、一人で悩まずに、お気軽にご相談ください。富山市上飯野のたての心療クリニックでは、地域の皆様の心身の健康をサポートするために、経験豊富な医師と心理師が親身になって診療を行っています。